企業成長の手段として、外部資本と積極的に提携することも、選択肢の一つとして考えられます。外部資本、特に規模の大きな企業の傘下に入ることにより、人材・ノウハウ・資金・取引先などのスケールメリットを享受することが可能になるからです。このような方向性は、特にIT企業や研究開発型企業に多く見られます。開発資金の確保や収益の安定化が見込めるようになるほか、外部企業側は自社成長の一手段として資本提携を位置づけることが出来るからです。
また、団塊の世代前後のオーナー経営者が、事業承継の一手段として外部資本を活用することも増加していくものと考えております。
我々は、このようなクライアントに対し、企業価値の向上を果たした後に、オーナー及びクライアントにとっての最適解が得られるよう、ともに考えて参ります。
このステージでは、企業価値の向上が一番のテーマになります。クライアントにとっての価値の源泉を特定し、これを最大限上昇できるよう、内部管理・会計の観点を軸に考え、その実施の支援をして参ります。
またこのステージの場合、本業との関連性の薄いグループ会社を多数有していたり、グループ内の資本関係が複雑になっているケースが見受けられます。このような状態を解決するため、会社分割、株式移転等の組織再編を含めた企業グループの整理も行います。
私どもはそのようなクライアントへ、企業会計や管理会計の視点を導入し、筋肉質な会社体制構築をご支援いたします。
非上場継続を目指す場合と同様、適切な原価計算制度を構築し、企業としての実力値をきちんと把握しておくことは、経営の第一歩です。私どもは、クライアントが自社の業績把握のために必要と思われる、原価計算制度の構築に対するコンサルティング業務を実施しております。
非上場継続の場合と同様です。内部監査制度を構築・実施することで、不正・誤謬の予防だけでなく、企業活動を効率化することに資することになります。私どもも、単なるコストセンターとしてではなく、経営にもプラスの影響を与えられるような内部監査制度構築の支援をしております。