「渋滞」の先頭は何をしているのか? 西成活裕著

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「渋滞」の先頭は何をしているのか? 西成活裕著

junのブログ

車を運転する人であれば誰でも思う、「渋滞の先頭はどうなっているのだろう?」ということを皮切りに、生活に関わる様々な「渋滞」について考察しています。

実は、渋滞の先頭はちょっとしたブレーキ操作や、上り坂で気づかずにスピードダウンしてしまうこと、というのは聞いたことがあるとは思いますが、この本ではそれを東名高速などでの実態調査結果に基づいて説明しています。

面白いのは、車間距離に臨界点があるという点。
自動車の場合、車間距離の臨界点は40m。これより車間距離を詰めてしまうと、本人は少しでも前に進んでいる気になるかもしれないが、結果としてブレーキの回数が増えたり、加速減速の繰り返しによって、その後ろでは渋滞を引き起こしてしまうということ。

考えてみると、ちょっとした渋滞では、40mより距離を縮めていることがよくあるな、と。40mも空けていると、隣の車線から誰かが入ってきてしまうのでは?と気になりますしね。
でも、ここを我慢して40mをキープすれば、全体としては渋滞を防ぐことが出来、結果として社会的な損失を防ぐことが出来るそうです。
こういうこと、教習所でも教えてもらいたいものですね。

そういえば、すっかりETCが普及して、料金所の渋滞はなくなりました。
ETCも当初は、車載器の代金がもったいない、という話もありましたが、高速道路1,000円均一を受けて、そうとう普及したのではないでしょうか?
まあ、そのうち無料になってしまうのかもしれませんが・・・・・。

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