草食系ベンチャー

TOP >  コラム > IPO > 草食系ベンチャー

草食系ベンチャー

091109_234546

今週号の日経ビジネスです。「立て、ベンチャー!」は分かるのですが、草食系ですか・・・。

文面を見ると、以前のベンチャーブームの頃の起業家を肉食系としたうえで、最近の草食系起業家は、”身の丈にあった”経営をし、大きな成長を望まない、というような文脈で語られています。

確かにそういう一面は感じます。学生時代の友人数人と事業をはじめ、そのままのサイズを維持して、今後もあまり大きな成長を見込んでいない。そういったベンチャー起業家の方が多くなったような気がします。今はいいけど、成長をしないで30年後どうするのですか?という企業とお会いすることも多々あります。
どんな形態でビジネスをしようが個人の自由ですが、それでもガツガツした起業家が少ないことに、一抹の寂しさを覚えます。ただ、闇雲に規模を追い求めるのも違いますし、この辺は難しいところですね。個人の価値観もあるでしょうし。

そうこう考えているうち、一つの考えが。
別にIT系だ、ベンチャーだといって、「常に変わらなければならない」、というわけでもないのだな、と。
たとえば、近所の洋食屋さんが変わらぬ味で何十年も営業しているように、「技術を受け継いで変わらぬ営業を続ける」IT企業があってもよいのかと。

多分、今はまだ、変わることより難しいと思います。ただ技術レベルとしてみた場合、日常生活をする上で満足いく水準に、すでに達している部分も多々あると思います。
そこから先の、本当に最先端を追い求める企業と、技術革新はそこそこでも日常に密着したサービス提供を継続する企業と、二分化されてもおかしくないですね。
IT・ベンチャーというと、革新し続けなければならない響きはありますが、これが”生活密着”、”昔ながらの”という文脈で語られるようになると、本当にITが社会にとけ込んだという証になるかもしれませんね。

コメントをどうぞ

*